スッキリとした佇まいの片口鉢。煮物がよく映える器です。
卵かけご飯のだし醤油を入れたり、食材を和えるための容器としても使えたりと、幅広いシーンで役立ち、造形が左右非対称なので、食卓のアクセントになります。
デザインは「錆墨(さびもく)」シリーズ。内と外の表情が全く異なる、陶房Kibi独自の装飾です。
原料は砥部の磁土に荒い石粉を混ぜ込んだものを使い、
外側は表面を一本一本削った鎬(しのぎ)技法を用いています。
縦に鎬を入れる際に原料に含まれた石粉も引っ張るため、変化に富んだ荒々しい質感が生まれます。さらに表面の凹凸に色を擦り込むことで、ヴィンテージの木材にも似た独特の風合いに仕上げられています。
内側は、艶がある部分と無い部分のコントラストが楽しい窯変の黒釉を使用。窯変は、ある程度コントロールはできるものの、窯から出さないとどのような色彩(色合い、釉の光沢等)になるか分からない、特異な焼成変化のことを言います。
【片口鉢とは】
注ぎ口は様々な形状のものがありますが、片側にだけ注ぎ口があるものは「片口鉢」と呼ばれています。
昔は酒や醤油などを貯蔵している甕から、別の容器へ詰め替える際の道具として使われていました。
近年では、本来の「注ぐ」という機能面だけに留まらず、その趣のある形を「楽しむ」うつわとしても人気を集めています。
直径 |
13.5×11.3cm |
高さ |
6.8cm |
重さ |
190g |
容量 |
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材質 |
磁器 |
対応可 |
電子レンジ/食洗機 |
※手作りのため、サイズ、模様、色合い、雰囲気など一つひとつ異なりますので予めご了承ください