花弁に見立てた造形が美しい花輪鉢。筑前煮、シチュー、八宝菜など和洋中問わず、とても見栄えがする器です。
サラダボウルとしてもお使いいただけます。深さがあるので汁気の多い料理でも問題ありません。
絵柄は、アオイ科フヨウ属の植物である芙蓉を中心に描いています。これは芙蓉手(ふようで)と呼ばれる染付磁器の文様形式を指し、明代中国の景徳鎮民窯で最初に焼かれその後、九州の伊万里、有田へと伝わりました。
芙蓉手の精緻で美しい絵柄はヨーロッパで高い人気を博し、当初(17世紀頃)は輸出向けの商品として大量に焼かれましたが、現在はそれほど作られていません。
左右対称に区画割りした窓の中に、草花の文様を描いているのが特徴です。中国的なモチーフを取り入れることが多いですが、図案は特に決まりがなく、年代や窯によって異なり様々なものが見られます。
陽貴窯の作家である田中貴美子さんの芙蓉手は、伝統的な様式を取り入れつつ、現在の食卓にも馴染むようあまり古さを感じない、やわらかいタッチが特徴でやさしい雰囲気です。
一つひとつ手描きしており、緻密かつ繊細なデザインで卓越した技術が窺えます。
田中さんは、とべまちモールのインタビューで「隙間は何でも埋めてしまいたい性分」と語っており、その言葉通り非常に細かい芙蓉文様であっても、外側だけでなく描くのが難しいとされる内側にまで絵付けを施すという徹底ぶり。
迫力と気品をまとった作品です。
| 直径 |
21cm |
| 高さ |
7.4cm |
| 重さ |
580g |
| 容量 |
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| 材質 |
磁器 |
| 対応可 |
電子レンジ/食洗機 |
※手作りのため、サイズ、模様、色合い、雰囲気など一つひとつ異なりますので予めご了承ください
